北極ルート開設50周年記念

 スカンジナビア人の先祖のヴァイキングは渡航へのイノベーションであり、当時ボートでカナダ、ノルマンディ、トルコなどへ航海した。スカンジナビア航空は空を舞うヴァイキングとして1957年より北極の上空を通過して我が国日本への輸送を担った。今年2007年で北極ルート開設50周年を迎えるにあたり、記念ページを設けました。

  

 年代における空路の変化です。1957年より北極圏を通り、経路が短縮されたことが分ります。今は普通に直行便ですが、当時は何度か給油のために経由地に着陸しました。

 

 当時の東京からコペンハーゲンまでの時刻表です。DC-7C機が活躍し、約30時間かけて移動。途中、アンカレッジやフェアバンクスなどで給油をしていました。

 

 これは北極圏開拓直後のレアな時刻表です。北極を通らない旧ルートのダイヤと併用されています。クリックすると、拡大画像が出ます。これを見るとこの頃からSK984が存在し、SK984は北極経由ではなかったのですね。羽田を出ると、マニラ、バンコク、カルカッタ、カラチ、テヘラン、ローマ、チューリッヒ、デュッセルドルフ、そしてコペンハーゲンに到着。また、下部はタイ国際航空の時刻表であり、この頃から強い提携があったことが分ります。

 

 羽田空港にて、スカンジナビアからのVIPを待つ42人の和服姿の女性たち。8メートルの国旗は、当時SASが就航していた国々。三笠宮殿下がお出迎えしたそうだ。

 

 外交上の儀礼に従い、スカンジナビア航空に搭乗した三笠宮殿下と妃殿下。

 

 1957年当時の機内食のメニュー。ワインを葡萄酒と漢字で書いてある。スッポンスープというのが凄すぎる。ロブスターや牛フィレのステーキ等、かなり豪華な内容だ。ノースポール・サプライズとは氷の地球儀にアイスクリームが乗っていたそうな。

 

 これもかなり貴重な映像。当時の機内食のサーブの様子。これはワインとチーズをサーブしている様子。今のビジネスクラスよりよりかえって豪華ではないだろうか。

 

 このクラシカルな機体デザインを現在復刻している。

 

 復刻塗装なのですが、搭乗してから気付いたもので・・・エンジンだけで失礼します。

   

   

    

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